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ピアノ音源レビュー

所持しているピアノ音源のレビュー。レビューに値しなそうなものは書いていないので一応おすすめ。

 

1. East West Quantum Leap Piano Steinway D Platinum

そこそこ良いピアノ音源が欲しいと思い購入。容量のわりに安い。(audio deluxにて70ドルほどで購入)

 

3つのマイクポジションをそれぞれ必要に応じて読み込み、それらを自由にブレンドできる。(Goldは一つのマイクポジションしかないので買ってはいけない。)

スタインウェイをデザインした音源の中では割と柔らかく優しく録音されているように思える。マイクの位置、マイクの種類などは選べないが、適当にブレンドするだけでかなり自然な音が作れる。

 

・不満

音の抜けが若干悪く、EQがプラグインに入っていないために外部EQでハイを上げる必要があるように思える。あと全体的に音が小さめで外部から音を上げてあげなくてはならない。

容量が大きいため、SSDに音源を保存すること推奨。プラグイン自体も謎に重いため、なかなかに気合がいる。

特定の音の低ベロシティにおいて、録音時のノイズ(鍵盤を上げたときのバコンという音)がある。全ての鍵にこのような音が入り込んでいるのであれば納得がいくが、特定の音にのみ入り込んでいるのは気持ち悪い。ただ、この音を避けることは可能で、音楽作成には問題ない。

 

2. Ivy audio - 162 in piano 

Ivy audioがフリーで配布(ドネーションすると高速ダウンロード可能)しているピアノ音源。vstbuzzと公式サイトでダウンロード可能。

タダなら一番音質が良いのではないかなぁと思う。こちらも少し暗めで柔らかめ。

色々面倒なので使う機会は少なそう。

 

kontakt版(フルバージョン必要)とsforzand版がある。kontaktを所持していないため、sforzand版をダウンロードした。

catalinaで分割されているrarの解凍方法がわからず(もしかしたらできない?)、公式で1ドルドネーションしてダウンロードした。rarの方がおそらくwavファイルを詰め込んだもので5ギガくらいに対して、こちらはflacファイルに圧縮されており2ギガほど。closeとambientの二つのマイクポジションが収録されている。

Kontakt版はおそらく二つのマイクポジションをUIでブレンド可能なのだが、sfz版は、xmlファイルが存在しない上に、sforzand上でブレンドが不可能なので、sforzandを二つ立ち上げなくてはならない。sforzandは立ち上げすぎると、Ariaがどうこう言い出してlogicごと落ちることがあり、これをあまりやりたくはない。(手間だしね。)

 

・不満(ここまでもほぼ不満だが)

closeの音に弦を叩いているコツコツ音がかなり入っていてブレンド必須。ambientの音も輪郭がぼやけすぎて、かなり遠くで録音されているように思える。

こちらも全体的に音が小さい。

 

3. Versilian studios - VS upright 1

フリーのオケ音源(VSCO2)を配布しているVersilianが配布しているアップライトピアノ音源。おそらく有名。いくつかダウンロードしたフリーアップライトピアノ音源の中では一番自然。

音の立ち上がりが早く弾きやすい。プラグインでASDRをいじれる。軽いので遊んで弾くのにはちょうど良い。

 

・不満

ペラッペラ。

 

4. Addictive keys - studio grand

 

Forcusrite製品にバンドルされていたのを先日思い出しダウンロード。一つの音源しかダウンロードできないが、フル版をダウンロードできる。フリー版も存在し、こちらは鍵の数とマイクの種類、ポジションが限定されているらしい。

 

音が明るくタッチへの反応が早いので弾いていて気持ちがいい。記載がないので一つの音に対していくつベロシティが収録されているのかはわからないが容量(700MBほど)を考えると・・・。ただ、音がかなりクリアに収録されているのと、マイクの種類、マイクの位置を色々選べるので、音の質的にそこまで劣っているようにも思わない。

 

・不満

特にないが、あるとしたら収録されている音の数が少ないためにリアルな感じがあまりないところ。ただ、リアルなピアノの音ってなんだ?と考えさせられるいい音源であるため、不満とも思っていない。

 

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リアルなピアノ音源ってなんでしょうね。コントラバスもそうですが、ジャズをメインで聴いていると、1音1音きれいに録音されている生のピアノ音源を聴く機会ってそうそうないんですよね。逆に、どうだリアルだろ?みたいなピアノ、ベース、ドラムがのっているレコード、CDを聴くと、こんなん嘘でしょwって思ってしまいます。

特に最近はyoutubeでライブ音源を漁ることが多く、リアルすぎる音源ってリアルなのかなぁとかボーッと考えています。